なぜNZ永住権がいいのか 理由@ まずいままで述べてきたように、比較的取得条件が簡単。 理由A アメリカ永住権は、取得してからアメリカに住んでいないと(納税していないと)消えてしまうと聞いたことがあります。 (とったらアメリカにいなければ「ならない」というのが、好きなところで生きたい私の性にあわないのです) NZの永住権の場合取得してからの2年間の半分(各1年に半年間)は、NZ国内にいなければなりませんが、しかし、その2年経過後は、永住権が消えてしまったり、条件がついていたりということはありません。 私の場合、すでに取得から2年が経過していますので、これで日本に帰ってしまっても、二度と永住権がなくなることはないわけです。 理由B 国がいろいろなものを補助してくれる。 医療費、学費、年金等の補助が充実しています。 私の場合、もしも永住権なしにNZの大学にいっていたら、1年半で約1万8000ドルかかったはずですが、実際はトータルで4000ドル程度しか払っていません。 これは、そもそもNZ人用(永住権含む)と、そうでない人と、学費の料金表が別になっているので、パスポートを見せるだけで安い料金表が利用でき、申請や立替等の必要もありません。 年金も特に積み立ての必要もなく、65歳までの間に10年間住んでさえいてればもらえます。(税金にすべて含まれているため) また、その他の補助(Student allowanceやSingle motherへの補助等)も充実しています。 ニュージーランドという国が好きになって、住みたいと思う人にはとてもいい環境がそろっているといっていいと思います。 逆にガイジンが、どんなに日本を好きになっても、日本の永住権や市民権をとるのは容易ではない(結婚以外ではほとんど不可能)なことを考えると。 必要書類を集めよう! 実は、これが大変で代理店を使ってしまうという人もいるほど。 地道にコツコツ集め始めましょう。 1.NZQAの書類 (いらない人もいます) 詳しくはここ 2.無犯罪証明書 オークランドの領事館で頼んだ場合、無料ですが、領事館で指紋をとられてから書類が来るまでに、約2ヶ月かかりました。これもはやめにしておきましょう。(発行から6ヶ月有効) 3.出生証明書 要するに戸籍謄本(か、抄本)の英訳です。領事館に戸籍を持って行けば、2.3日で作ってくれますが、日本の親戚等に戸籍を取ってもらい、郵送してもらうことを考えると、これも早めに頼んでおきましょう。 4.英語力証明書(要するにIELTSの結果) 詳しくはここ IELTSは、一度試験を受けると、3ヶ月は試験を受けられません。6.5ポイント取れなかった時は受けなおさねばなりませんので、これも早めに一度受験しましょう。 5.Job Offer 雇用主に作ってもらいます。イミグレに宛てた手紙のような形で、なぜあなたが必要なのかを力説してもらいましょう。 働こうとしている会社やお店のマネージャーが、Job Offerなんか作ったことのない人の場合、何を書いたらいいのか説明してあげましょう。(自分で下書きを書いてあげるのもいいと思います) これは書類とはいえ、NZ移民局に、いかにあなたが必要な人物かをアピールする手紙のつもりで書きます(書いてもらいます)。 まず、その会社が、特に有名な会社でない場合、どんな会社か、何をしているのか、従業員はどのくらいか、等説明します。 そして、あなたがいかに優れた技能、知識、経験を持っていて、NZではなかなか得がたい人物であることを力説します(業種により日本語がしゃべれることによるメリット等も効果的)。 あなたを雇う待遇、給料、ホリデー、その他の条件を書き、そういうわけで、ぜひこの人のビザのサポートをしたいと思います、という感じでしめくくりましょう。 給料に関しては、実際はもっと少なくても、ここではちょっと多めに書いてもらいます。そんなに役立つ人のはずなのに、あまりに給料が安かったら、怪しまれてつっこまれます。 このくらい書くと、Wordでタイピングして2.3枚くらいにはなると思います。きちんとした正式なレターとして仕上げましょう。 6.前職の証明書(職務経歴書?) 本当に、2年間以上の社会経験があるかどうかの証明書です。場合によってはこれが一番苦労します。私は大学卒業からきっちり3年間、会社で働いて、しかも海外部門もある会社でしたので、辞めた会社の人事部に英文での書類を頼んだら、3週間程度で届けてくれて簡単でした。 これが、半年ずつ会社を変えながらのフリーターをしていた人の場合、或いは家業を手伝っていた人の場合、昔の会社が倒産してしまったいた場合なんかには悩みの種となります。 また、海外部門なんかない会社の場合、当然日本語では書類を作ってくれても、英文では不可能ですよね。 ですので、英文では書類を作ってもらえないような会社(レストランでも美容院でも)に書類をもらわなければならない場合は、自分で英語の下書きを作ってしまいましょう。 Wordで「誰誰は、いつからいつまでの○年間、こういう仕事をしていました(仕事内容は詳しいほうがいい。ただの営業、ではつっこまれることも)」という書類を作ってしまい、ちゃんとサインが出来るように、マネージャーか上司の名前をいれて、日本のその人あてにメールで送ります。 そして、日本でその人に、プリントアウトしてもらい、サインをして送り返してもらいます。 レイアウトも、ちゃんとした書類風に仕上げましょう。 重要なのは、それらしい書類に見えること! ですので、もしレターヘッドのついた便箋(ちゃんと社名なんかがもともと印刷されているもの)があれば、それに印刷してもらいましょう(なければ、せめて立派そうな紙に)。 あるいは、お店のロゴや連絡先の入ったハンコなんかがあったらばしっと押してもらいましょう。(例え日本語のでも) 特に指定の形がない以上、きちんとした、権威がある風な、ハクのある書類に仕上げることが一番です。 上記5.6.の書類作成の心得 これは、「ニュージーランド」という会社に入るための、履歴書作成だと思ってください。 履歴書は、嘘とは言わないまでも、出来るだけ気に入ってもらえるよう誇張したり、いろいろ工夫しますよね。 特に、最近は学歴と職歴とJob Offerをくれた会社の業種の間に関連があるかどうかを重視するようになっています。 ですから、馬鹿正直に書くのではなく、嘘とは言わなくても、最大限に共通点を見つけて、それに焦点をあてて書くようにしましょう。 就職活動と同じ、いかに自分をよくアピールするかです! 7.健康診断書 レントゲンも合わせて、通常1-2週間もあればお医者さんで作ってくれます。有効が、発行から3ヶ月なので、他の書類が揃い始めてから受けましょう。 ページトップ よくある質問 Q1 永住権申請は代行業者に頼んだほうが確率が高いのでしょうか? これ、非常によく聞かれるのですが、私は必ずしもそうではないと思っています。 というより、先に述べたポイント方式で、充分永住権取得のポイントがたりていれば、業者を通す通さないにかかわらず、いずれ永住権はとれるはずです。 ただし、ポイントがかなりぎりぎりな場合(あるいはちょっとだけ足りないのをなんとかしたい場合)や、一刻もはやくビザをとる必要がある場合等には、経験のある業者を使う意味はあると思います。 彼らはイミグレの中に何らかのコネクションか、そうでなくてもいつも出入りしていれば知合いくらいはできるので、そういう意味では力を発揮するでしょう。 もしもすでに充分ポイントが足りていて、とりたてて急ぐ必要もないのなら、高い手数料を払ってまで、代行を頼む意味はあまりありません。 Q2 申請してから取得までにどのくらいかかりますか? イミグレの気分次第です。 私の知合いで最短が3週間、最長が約1年です(私は4.5ヶ月)。しかもこの2人とも、条件がほとんど同じで同じような時期(数ヶ月違い)に申請してるので、この違いに意味があるとは思えません。 担当官の当たり外れも非常に大きく、たまたま担当官が、書類をためたまま1ヶ月のホリデーに行ってしまえばそれまで、ということもままあるようです(ひでー)。 Q3 費用はいくらくらいかかりますか? riaの時(だいぶ昔)は申請に500ドル程度、申請が認可されたときに300ドル程度イミグレにはらいました。安かったなあ… 毎年ガンガン値上しているので、イミグレHPで確認確認下さい。 それ以外に、健康診断書つくるの(レントゲン含)に200ドル程度、IELTSの試験に200ドル程度で、トータル1200ドルくらいでした。 そのあともらった補助金(大学の)を考えると、充分もとはとれたかな。 ページトップ |