例えば日本で就職しようとするタイ人が面接で胸をはって 「バンコクのチュラロンコーン大卒です!」 といっても、それがどんな大学か、日本人にはわからないですよね。(ちなみにチュラロンコーンはちゃんとした大学です。) それと同じで、例え「トウダイ卒です!」とか「ワセダ卒です!」といったところで、残念ながら海外では通用しません。 また、「アフリカの○×国の調理師の資格を持っています!」 といわれても、それがどれほどの資格なのか、想像もできないですよね。(もしかしたら、○×国では、日本の司法試験クラスに難しいものかも?) そこで必要なのがNZQA(New Zealand Quolifications Authority)による、資格の査定になります。 このNZQAが、「あなたの○×大学卒業(或いは何かの資格)はNZで言ったらこのくらい」という証明書を発行してくれることにより、はじめて移民局の人があなたはそれ相応の資格をもっている、と認めてくれるわけです。 最近は(2年くらい前から)、イミグレが大きな大学のリストを控えていて、そこに幸運にも卒業した大学が載っていれば、このNZQA申請というけっこうな手間から開放されます。 東大、京大、早稲田、慶応等けっこう大きい大学はリストに載っています。たとえ日本で比較的有名でも、そこに、たまたま載っていなければ、NZの人にはわかりませんのでNZQAに英文の卒業証明書等を送って、証明書を入手しなければなりません。 とりあえず、自分の大学がリストに載っているか、確認してみましょう。 どうやって申請するか 残念ながら、証明書を取らなければならないとすると、これが、実はなかなかに時間がかかります… 最短で、2-3ヶ月程度とみておきましょう。つまり、永住権申請を考えたら、まず何よりNZQAに資格審査の申請をし、それから他に必要な書類を集め始めればいいわけです。 申込み用紙(イミグレでももらえる)に必要事項を書いて、ウェリントンにあるNZQAに英文の卒業証明書やその他資格の英訳をつけて、郵送します。申請には約200ドル必要です。 運がよければ、2ヶ月程度で「あなたの資格はこのくらい」とポイントで査定した証明書が届きますので、イミグレに提出します。 NZQAホームページ |